卓球を始めるにはまずラケットを用意する必要がありますが、
今や卓球のラケットはスポーツショップだけでなくホームセンターや100円ショップでも手に入ります。
しかしこれから卓球を始める人にとっては、どこでどんなラケットを選べばよいのかわからないことがあるでしょう。
本記事では、そのような方々に向けて、それぞれの目的に合った最適なラケットの選び方について解説していきます。
健康のために軽くやっていきたい人から本格的に技術を極めていたい人まで、各々のこれから始まる卓球生活に向けて、是非参考にしてみてくださいね。
目次
卓球部に入って卓球を始める中学生の場合
「あ、〇〇君のお母さん、こんなところで奇遇ですね!
ところで、その1,500円のラケットは『レジャー用ラケット(ラバー貼りラケット)』であり、このラケットで卓球の技術を身に着けることは非常に困難です!
上達する楽しみを味わうためにも、スポーツショップで初心者向け『競技用ラケット』のご購入をご検討ください!」
競技用ラケット
競技用ラケットは、その名の通り”競技として”卓球をするためのラケットです。
基本的にはラケットとラバー(ゴム製のシート)が別々に販売されており、それらを貼り合わせて使用します。
地域のジュニアクラブ、中学の部活動、卓球教室などに通う場合など、比較的長期間卓球を続けて技術向上を目指すのであれば、必ず競技用ラケットを買いましょう。
しっかりとした弾みと摩擦があるので、球を弾いたり回転をかけたりする感覚や適切な打球フォームを身に付けることができきます。
お値段は、初心者用のラケットとラバーの組み合わせで約7,000~9,000円ぐらいが相場です。
その他ラケットケースやメンテナンス用品などを合わせて、約10,000~12,000円ほどで一式を揃えられます。
また、ラバーは消耗品です。
使用頻度にもよりますが、3か月~半年ぐらいのサイクルで交換することをお勧めします。
同じラバーを1年以上使う人もいますが、性能が落ちたラバーは技術向上の大きな妨げとなるため、ケチってはいけません。
逆に、ラケットは大事に扱えば10年以上使えます。大切に愛でてください。
孫とテーブルで卓球を楽しむ場合
(卓球専門店にて)
「来週孫が来るので、家のダイニングテーブルで卓球をしようと思っていますの(ティッシュの箱をネット代わりにして)。さて、ラケットを買いますわ。あら、卓球のラケットって2万円もするんですの?」
「お客様、その2万円のラケットは『競技用ラケット』の中でもさらに上級者が使うための強い反発力を持ったラケットです!卓球を始めてやる人が小さいテーブルで使うには、跳ねすぎてとても難しい商品です。
テーブルで簡易的に卓球をしたいという場合は、『100円ショップのラケット』でも十分に楽しめます。」
100円ショップのラケット
100円ショップなどで売られているラケットは、競技用ラケットと比べて一回りサイズが小さかったり、表面がゴムでないものも多いです。
反発力が非常に低く回転もほぼかかりません。
そのため、ダイニングテーブルやリビングのテーブルなどの(卓球台と比べて)比較的小さなテーブルで簡易的に卓球を楽しみたい場合に、ちょうど良いラケットです。
弾み過ぎず、良い感じにテーブル内にボールが収まってくれます。
ただし付属しているボールは、弾みがかなり弱いことが多いです。
弾まないテーブルと弾まないボールが組み合わさると、なかなかラリーが続かなくて楽しめないかもしれません。
その場合は、本格的な卓球の練習でもよく使用されているトレーニングボール(練習球)があると安心です。
トレーニングボールは、スポーツ店などで3球入り100円~400円ほどで売られています。
オフィスに卓球台を導入する場合
「新人くーん、会社に卓球台入れたんだ。どうだ、いいだろうー。」
「おお、かっこいい卓球台ですね!仕事の合間にみんなで卓球ができたら、いい気分転換になりそうです!」
「ははは、そうだろー。いつでもみんなで卓球をしてくれ。あ、そうだ。みんなで打てるように100円ショップでラケットを4本ぐらい買ってきてくれるかい?」
「部長!フルサイズ(国際規格サイズ)の卓球台に『100円ショップのラケット』では、相手のコートまで飛距離を出すのが難しくてなかなかラリーが続きません!少し値段は上がりますが、この『レジャー用ラケット』がちょうど良いかと思います!」
レジャー用ラケット(ラバー貼りラケット)
現代ではオフィスに卓球台を設置して社員が気分転換に卓球をするという会社も増えていますが、そのようなシーンでは、レジャー用(ラバー貼り)ラケットは非常にコストパフォーマンスの良いラケットです。
レジャー用ラケットは”ラバー貼りラケット“とも呼ばれ、最初からラバーが張り付いているラケットです。競技用ラケットとほぼ同じ見た目ですが、基本的にラバーの張替えはできません。
ちょうど良い弾みがあり多少回転をかけることもできるため、本格的なサイズの卓球台でも十分に相手コートまでボールを送ることが可能です。
お値段も1,500円~3,000円ほどでリーズナブルです。
ダブルスまで対応できるよう4本ぐらい用意しておくのがおすすめです。
強い人(卓球経験者)のハンデ用としてあえて100円ラケットを1つ用意しておくのも面白いかもしれません。
ただし近年の卓球人口増大やオフィス卓球ブームの影響で、このレジャー用ラケットは売り切れが続出しています。早めに手配するようにしましょう。
おわりに
場面別に、それぞれお勧めのラケットを紹介しました。
この記事をご覧の皆さんは、様々な形で今まさに卓球を始めようとしているところだと思います。それぞれの皆さんが、素敵な卓球生活を送れることを願っています。
また当ブログでは、卓球コラムやオフィス用卓球台T4 OFFICEの情報を多数公開しております。
ご興味があれば、こちらのほうも是非ご覧くださいませ。
オフィス用卓球台T4 OFFICEの詳しいスペックなどは、こちらからご覧いただけます。
(某ホームセンターにて)
「今年、中学一年生になる子どもが卓球部に入るから…この1,500円ぐらいのラケットがちょうど良いかしら。うん、これを1年ぐらい使ってもらいましょう。」